妊娠中の体調の変化として、よく言われるのは眠気がある、ということ。寝ても寝ても眠い!などという話を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、妊婦さんは実は眠いだけではなく、不眠になってしまうこともあるのです。
眠りたいのに眠れない状況というのは辛いもの。特に仕事をしている妊婦さんにとっては、仕事に支障が出る可能性もあるため、なんとか対処したいところです。
この記事の内容
妊娠中期に不眠になってしまう原因
妊娠中は、ホルモンバランスの影響から、様々な体調の変化が起こりやすくなりますが、不眠もその影響の一つ。
妊娠中に分泌される女性ホルモンの影響で、眠りが浅くなってしまったり、寝つきが悪くなると言われています。
また、妊娠中期は関節痛やこむらがえりが起こりやすくなる時期。
これらの原因から眠れなくなったり、胎動が始まったことでなかなか眠れなくなってしまう場合もあるようです。
妊娠中期の不眠の対処法
妊娠中は眠れないからと言って睡眠薬を飲む、というわけにはいきません。
では、日常生活の中で行える対処方法としては、どんなものがあるのでしょうか。
まず、日中や寝る2~3時間前に、ストレッチやふくらはぎのマッサージなどを行うのがおすすめ。
定期的に体を動かしたりマッサージを行うと、ここちよい疲労感が出て、睡眠につながります。
寝る前にお風呂にゆっくりつかってリラックスする時間を作るのも良いですね。
また、少しお腹が大きくなり始めたら、横向きのシムスの体位で寝ると楽に眠ることができます。
抱き枕など枕を多めに用意して、自分が楽な体勢を作って眠ると良いでしょう。
そして一番重要なのは、眠れないことを気にしすぎないこと。
眠ろう眠ろう、と思えば思うほど眠れなくなる、というのはよくあることです。
妊娠中、不眠に悩む人は約7割もいると言われています。
自分だけではなく、妊娠中には当然の現象と考え、意識しすぎないようにすると、逆に眠れるケースもあります。普段の生活でもなるべくストレスをためないよう、リラックスして過ごすようにしましょう。