妊娠中というのは様々な変化が現れ、これまでと同じように寝ることがだんだん難しくなってきます。妊娠初期の頃はそれほど意識しなくてもよいのですが、妊娠中期以降になりお腹が少しずつ大きくなってくると、睡眠方法にも工夫が必要になることも。そこで、妊娠中の睡眠方法について、注意点や工夫の仕方をご紹介します。
この記事の内容
妊娠中期にうつぶせで寝るデメリット
妊娠してお腹が大きくなってくると、うつぶせで寝ることで赤ちゃんに負担がかかるのではないか、と心配になる妊婦さんも多いでしょう。
実際、うつぶせで寝ることで、何かデメリットはあるのでしょうか。
うつぶせで寝るという事自体は、特に妊娠初期の頃などは、ママが苦しくなければ基本的に問題ないと言われています。
赤ちゃんは胎盤によって守られているため、お腹が下になったとしても、苦しい思いをすることはありません。
お腹が小さいうちはうつぶせで寝ることも特に違和感がないので、自分が楽であればその寝方で構いません。
とはいえ、妊娠5ヶ月以降にもなると、お腹がかなり大きくなってくるため、ママの方がうつぶせで寝ることが辛くなる場合もあるようです。
妊娠中期以降の睡眠には抱き枕を活用しよう!
妊娠中期以降になると、うつぶせで寝るのも難しいのですが、実は仰向けで寝るのも辛くなります。
また、妊娠中に仰向けで寝ることは実はあまり良いことではありません。
仰向けで寝ることで、子宮によって血管が圧迫され、赤ちゃんへ酸素や栄養が届きづらくなる可能性があります。
ある研究では、仰向けで寝ることで、死産のリスクが上昇するという研究もあるのです。
では、妊娠中期以降はどのような睡眠方法をとればよいかというと、おすすめは「シムス位」。
これは、上半身はうつ伏せ気味に寝て、下側になった足を少し後ろに下げ、上になった方の足を軽く曲げて寝る方法のこと。
この姿勢をとるとむくみがやわらいだり、老廃物の排出がされやすくなるなど、ママにとっての利点もあり、赤ちゃんにも栄養が届きやすくなります。
この姿勢を取る時には、抱き枕をうまく活用すると良いでしょう。
大き目の抱き枕を抱くようにして眠ったり、ひざ下などに枕を置いて寝るのが効果的です。
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